ドイツ・環境・自然

環境の国って言われるドイツだけど、色々とジレンマがあるみたい。環境・自然を中心に日常の事書いています。

芝刈り機とハリネズミ

ドイツのリサイクルシステムについて勉強中の自分です。

勿論本職もしっかり行っています。

 

まだまだコロナ禍のニュースを聞かない日は無いドイツです。日本も感染者数が上昇していると聞いています。このコロナ禍の早期鎮静を切に願ってなりません。

 

さてコロナとは関係ない日常生活について更新しておきます。

 

近年、世の中便利になったという事でドイツでは庭の芝刈りを自動で行ってくれる「ロボット芝刈り機」が目にする事があります。ルンバと同じ要領で自動で動きながら伸びた芝を刈ってくれるなかなか、カワイイやつです。コレを眺めていると、それはそれで時間の流れがゆったり、まったりと感じられるのです。

 

しかしこれ、裏の顔があるのです。

 

実は近年、この自動芝刈り機に野生のハリネズミが巻き込まれ、怪我をしたり命をおとしたりしてしまう事故が増えているのです。怪我の状態は場合によりかなり悲惨なもので手足に切断や腹部へ頭部への深い切り傷、皮膚が剥がれてしまう事・・・。

 

ドイツを含む欧州では野生のハリネズミに遭遇する事は多々あり、また市民からも愛されています。身近にいる野生動物なのです。

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先日、他のご近所さんから呼び出しがあり、庭の網(子供用のサッカーグール)にからまっていた若いハリネズミを救出。3日で元気になったので再びお庭返しておきました。

 

日本では「ウサギと亀」がかけっこ競争をするのですが、ドイツですと「ウサギとハリネズミ」がかけっこ競争をします。よって「のんびり、おっとり」の代名詞がハリネズミなのです。そしてハリネズミのもう一つの特徴は、危険が迫ると丸まって針を立てるという習慣です。そしてこれが災いし、芝刈りロボットが近づいても慌てて逃げる事

は無く、丸まってしまうのです。そして事故が起こるのです。

 

各社メーカーも出来るだけ自然に優しい芝刈りロボットの開発に努めているか、依然としてまだまだ改良すべき点が多くある。

 


ちなみにご近所さんとシャアしているお庭で活躍する芝刈り機はこれ、手押しタイプ。

 

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手押し芝刈り機

倉庫にはドイツで普通に普及している電気芝刈り機があるのですが、「出来る事ならエコで」をモットーに芝刈り機の買いました。手押しでも安物の電気芝刈り機より歯の切れは上ですし、お値段も少しばかり上です。皆さんの芝刈りの時の写真を掲載しておきます。