ドイツ・環境・「アウトドア・ブランド」
Septemberに入り秋の兆しも見え始めたドイツ。秋の快晴の澄みわたるような空が青く、ハイキングやサイクリングなどのアウトドアなアクティビティーにはちょうど良い季節である。
今日はアウトドアに関連して、身近なアウトドアブランドを紹介する、といってもの自分も持ち物に関しのみだけど。
Jack Wolfskin(ジャックウルフスキン)
オオカミの足跡がマークのジャックウルフスキン
ここドイツで一番メジャーなのではないだろうか?
雨が降っても傘をささないドイツ人。雨のふりそうな日や寒い日には子供から大人までここのマウンテンパーカーを着ている。品揃えは多く、靴や衣料品からアウトドア用品やテントまで、何でもあるといった感じである。質が良い分、多少値段もするが、それでもT-シャツ1枚3千円位などからあるので、手の出せない値段ではない。
自分も緑のマウンテンパーカーやリュックサックなど、愛用している物も多い。創立は1981年。最初のショップがオープンしたのは1993年。ちなみに自分が初めてここのリュックサックを通学用に買ったのは確か1997年。PCの持ち運びに、頑丈で且つ、四角い形で、またカバンとしても持ち運びできるように、持ち手とストラップが付いたものを購入。当時80マルクだった。下記、現在愛用している物の一部を紹介。なお写真は自分の所有と商品カタログから、ただ同じ製品なので出典を省略。
VAUDE (ファウデ)
動物のロゴではないのが可愛くないがサイクリング・自転車ファッションが充実している。自分もここのやサイクリングウェアやショーツ、パットの入ったインナーパンツを愛用。なお自転車ファッションの利点は乾きが早い事。また中・長距離を走るとサドルに乗る部分が痛くなってくるのでパットの入りインナーパンツは快適である。ウェアに関しては半そでで約45ユーロ(約5千円)くらいからある。ただ自分はこだわりが殆どないので、バーゲン品で十分、用が足りている。自転車ファッション以外には靴や衣料品もあり、またテントや寝袋、リュックなどデイ・キャンプだけではなく、本格的登山に利用できるものまでバリエーションは広い。
お値段の相場は私のサイクリングショーツで90ユーロ(1万円)と60ユーロ(6千800円)。
Elkline (エルクライン)
創立1999年。まだ新しい会社であるが、確実に業績を伸ばしている。ヘラジカ君のロゴがドイツらしくない可愛いさを出している。主な製品は衣料品。子供用にはロゴのヘラジカがプリントされているT-シャツや遠足用リュックなど大分前からあったのだが、ここ最近大人向けのヘラジカプリントのT-シャツやカバンなども出てきている。
先ほどオンライン・ショップを拝見したら新作のカバンが掲載されていた。「ほっほしい!」ここのT-シャツの隠されてたお洒落はT-シャツの背中の部分にはヘラジカ君の後ろ姿がプリントされて事である。あと襟元にもヘラジカ君が。カラーバリエーションやヘラジカ君のバリエーションもある。
なおこちらのT-シャツは31ユーロだったかな?甥っ子には遠足用にリュックをプレゼント。
Mammut (マームット)
創立は1862年と言うスイスの歴史のある会社。日本でも店舗がいくつかある。元は農業などに使うロープの生産をおこなっていたとか。それが原点となり、後に山登り用のロープへ発展し、その後、登山用品、寝袋、ウェアなど総合的な商品展開を発展している。トレードマークのマンモスのロゴは1943年からあると読んだ記憶がある。自分はこの会社のシュラフをキャンピングに行く際などに使っているが軽くて暖かい。なお寝袋の足先には大きくトレードマークのマンモスが付いている。ここのT-シャツも好きなのだが、ロゴが大きくプリントされている物はメンズT-シャツのみ、私的には別に問題はないのだが。なおメンズT-シャツ1枚約40ユーロ。上記のヘラジカ君より1000円くらい高い。たかが千円、されど千円。ケチな自分はもっぱらバーゲン時ねらい。
Fjällräven (フェールラーベン)
スウェーデンの会社。丸くなった北極キツネのロゴマーク。ちなみに英語のホームページでも、ちゃんとAに点々(Ä)を付けて記載されてる。なお日本のショップはA
の上の点々を付けていないところも多い。点々が有ると無いととでは違う文字ですよ。「め」の代わりに似てるから「ぬ」を書くいった感じだと、スウェーデン人の友達は言っていた。
日本での一時期はやって「カンケンバック」(ちなみに正しくはKånkenと書きます。aに○が付いてます)はカラーバリエーションが多いのと、小型で手軽なのが人気。バック以外だとドイツではジャケットやマウンテンパーカーが主流。あと流石北欧!といった感じのセーターなんかもある。更に変わったとこでは狩猟用のナイフケースや鉄砲ケースなどもある。でも個人的にはキツネのロゴで大きくプリントされているT-シャツが好きだ。
しかしこの会社のマークにもなった北極キツネだが、天然記念物とし保護がされているにも関わらず生息数は激減。更に近年、温暖化の影響で彼らの生活環境の変化、またキタキツネなども彼らの生活圏に増え、餌の取り合いなども激化していると聞く。
同社は1990年より北極キツネ保護プロジェクトにも大学・研究機関と共同で参加。絶滅の危機から北極キツネを守るため保護に力を入れていると聞く。