ドイツ・環境・自然

環境の国って言われるドイツだけど、色々とジレンマがあるみたい。環境・自然を中心に日常の事書いています。

ドイツ : 環境保護と農業促進 (2022年1月)

世の中まだまだコロナ禍が続いています。ここドイツでも出口を模索中です。

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しかし自分の生活はコロナ禍ですが特別不都合は感じていません。(運動不足と日本渡航の難しさを除けば)

どちらかと言うとコロナ前より忙しい様になりました。しかしもしかしたら時間の流れが緩やかになって為に、それに流され時間の使い方が下手になったのかもしれません。

 

コロナ禍でミシンを新調し、時間のあるときにミシンを踏んでいます。ここ年で少しばかり上達したので今度作品集をアップしてみたいと思います。

 

なおブログの方はずっと書いていませんでした。仕事のアスベスト関連は不定期でFacebookに書いているのですが、趣味のブログまで首がまわりません、困った事に・・・。

 

時折ブログサイトの観覧数のお知らせがくるのですが、これを受け取る度に「罪悪感」が生まれ「何か書かなければ・・・」と言う思いに囚われます。自己満足のブログですが、時折訪ねて来

てくれる方がいるようで、嬉しいです。

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さて3日前のニュースで環境大臣と農業大臣の二人がそろって記者会見を行いTVのニュースでもその内容が報道されました。

 

実は環境保全と農業の促進とは意見が対立する事が多くあります。例を挙げあるのであれば、農薬使用がその一例になります。生物多様性の保護と湿原と森林の保全を考えれば農薬使用を避けるのが一番ですが、農業に置ける効率や利益を考えれば農薬による恩恵は大きいです。

この様に相対するなかドイツの環境省(環境・自然保護・原子力安全省)と農業省(食糧・農業省)は『環境を配慮しつつ持続可能な農業を目指し双方が協力し農業全体の方向転換を行っていく』というステートメントを発表しました。メディアでは環境と農業の「新たな戦略的提携」と大きく見出しがでていました。

 

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肥料による土壌や水の負荷の削減や、家畜飼育の改善などが多くのテーマがあるのですが、同時に農業に掛かるコストの高騰、また販売価格の上昇など農家や一般消費者の懸念も高まっています。

 

ドイツは2024年にはグリホサートの全面

禁止する計画をだしています。つまり2023年末までに除草剤グリホサートを市場から排除する方向です。それと同時に農家にはEUによる補助金が支払われるような仕組みを築いていくようです。

 

両省は農業、自然、環境保護を統合し社会全体の課題の一つとし農業形態の迅速な改革に努めてい行くという事を発表をしました。