ドイツ・環境・自然

環境の国って言われるドイツだけど、色々とジレンマがあるみたい。環境・自然を中心に日常の事書いています。

ドイツ人の環境政策に関する意識調査

やっとやっとやっとの更新。書きかけの文章はいくつかあるのだが、長くほっと置くと新鮮がなくなってしまう。でも今回は3,4日前のニュースから・・・。

 

先週のパリでの大暴動。政府の政策や社会問題に不平・不満を抱いている多くの市民が「燃料税引き上げ」をきっかけに、大型デモをおこなった。それがエスカレートし大暴動へ。その結果増税はひとまず延期されることになった。環境対策は大切な事だが、弱者にシワ寄せが行く形では問題だろう。

 

そんな事を思いつつニュースを見ていたら、今月頭に行なわれたアンケート調査の結果が放送されていた。その一部でドイツ人の環境政策への満足度をあらわすようなアンケート調査の結果があった。ニュースが終わってからオンラインでニュースの再放送とアンケートのソースを探し出し目を通した。

 

さてこの調査でドイツの気象環境保護・温暖化防止において重要で意味のある対策・政策について1000人以上から意見をきいたという。なお各質問に対し「はい」「いいえ」で答えるものであった。

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はじめに再生可能エネルギーの施設の増設は重要な環境対策・政策であるか?いう質問に対し全体の92%が「はい」と回答している。

 

次に産業・工業などの分野で環境汚染を防止すべく、対策を強化する事が重要であるか?と言う問いに「はい」と答えた人も90%と高い数字である。

 

また「ハムバッハの森」でメディアを騒がしている石炭発電からの迅速な撤退が環境を守る上で重要な政策であるとした人も半数を上回り69%である。

 

加えて飛行機による環境破壊をへらすべく、飛行機の運賃を値上げする事が有意義な政策であると答えた人も62%である。

 

また約半数である53%の人がディーセル車やガソリン車から電気自動車への変換が重要であると答えている。

 

ただし、流石車社会のドイツ。ディーセル車やガソリン車の購入費や維持費、また燃料費を高額にすることが環境保護に一役買ってでるっと考えている人は全体の27%である。多くのドイツ人は自動車の燃料費や自動車税が高くなることに反対であるという。

 

また私生活の中で自分の行動に変化があったかどうかと言う質問では約半数が自動車を使用する際にエコを気にするようになったという。ただしまだ半数は「変化なし」と答えている。