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ドイツ・環境・自然

環境の国って言われるドイツだけど、色々とジレンマがあるみたい。環境・自然を中心に日常の事書いています。

ドイツ・環境・「火災とアスベスト」

Brand (ブラント・火事)火災による、アスベストの飛散。

 

2016年8月

木製インテリア・木材商品の専門店、「ヴィケルト」が火事に見舞われて。総面積12000mの大型展示売り場が全焼した。被害総額はおよそ数百万ユーロだと聞く(数億円)。消化活動は200名の消防隊員により2日かかりでおこなわれた。

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この火災で深刻な被害を受けたのは当事者だけではない。

火災現場から200m以内は立ち入り禁止となった。幸いな事に民家は無いと聞くが、火災現場200m以内にある約20社、計300人の従業員は火災後、事業を行なえない状態にあった。

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その理由は、火災現場より飛散したアスベストが原因である。汚染元は展示売り場の屋根にあったアスベスト混入の防火建築材や波型のスレート板である。アスベストの総面積3150m(高校の体育館800mの約4倍)

 

地元では、火災の発生後、アスベスト繊維の飛散を懸念する声があがり、専門家や消防関連、町の行政が緊急会議を行い、火災現場の立ち入りを規制し、また同時にアスベスト対策とし、消化後も水をまき、繊維が飛ばないよいにするとともに、HEPAフィルターを内蔵する掃除機で有害なアスベストの繊維の除去を行なった。なおこの作業に2週間かかる見通しだと聞く。

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2015年8月

日本人の多く住むデュッセルドルフ。その郊外にある街クレーフェルトはライン川沿いにある、工業の街である。そのケミカル・パークで化学物質による爆発事故が起こったのはちょうど一年前の8月。

消防隊員140人が出動した大規模な爆発事故である。この爆発で20人が負傷したものの、死亡者は出ずにすんだ。しかしこの爆発事故でもアスベスト繊維が飛散してしまったと聞く。幸いな事に爆発事故の起こった建物内に多くのアスベスト繊維が留まり、建物内部、及び周辺では石綿濃度は高かったものの、周辺住宅地での石綿濃度は健康被害げでる程では無いと言う事だった。

私的には「運が良かった」と言うしかない

 

 

2015年2月

ライン川とルール川の合流地点に位置する工業都市デュイスブルクで火災が起こった。この火事で大型倉庫が全焼、その際にアスベスト繊維が飛散した。汚染元を中心に半径500m以内の領域は立ち入り規制となった。なおこの規制区内には340件のアパートや住宅、また60件のオフィスや店舗があり、建築物の壁、屋根、ベランダ、また規制地域内の車、道は歩道など放水車や放水ポンプ仕様しアスベスト繊維を除染した。また必要におおじ、特別なHEPAフィルターを搭載した産業用大型掃除機にてアスベスト繊維の除去にあたった。この作業にはアスベスト除去作業員50名、さらに消防隊員が加わり、大掛かりな作業となった。なおアスベストの除去作業に掛かった費用、約百万ユーロ(1億6000万円)。この費用は、出火元の倉庫側の保険によってまかなわれると聞く。

 

 

2014年12月

クリスマスのショッピング客で賑わうドイツ・オランダ国境近郊にあるレイモンドと言う街のアウトレットモールで火災が生じたのはクリスマスのショッピング客で賑わう時期であった。その火事でアウトレットモールにある大型ヨット専門店が全焼、100隻以上のヨット台無しになった。。被害総額はおよそ数百万ユーロ。ここで問題になったには火事で飛散したアスベスト繊維である。何でも屋根にはアスベストを含んだ波型のスレートが使用されていたそうだ。火災の消化後、しばらく間学校などは休校となり、また市民も防塵マスクの使用し生活をしたと聞く。また汚染元から4.5kmないでアスベスト繊維の除去作業が行なわれた。

 

 

これがごく最近の火災によるアスベスト飛散で事故である。日本では災害時のアスベスト対策近年重要な課題になっていると聞く。火災時、正しくは火災が起こる前に、アスベスト対策をするのが一番良い事なのだろうが、除去費用と法律の甘さでなかなか進まないのが本当のところである。